絵を描いていたー鉱さん、またね

板倉鉱司さんは小さい時から体が弱かったので、ウチの中で絵を描いて過ごすことが楽しい時間だった。

大人になって家庭を持っても偏頭痛に悩まされる日が多く仕事も休みがちだったのだけど、休んだ日に体調が回復してくるとやっぱり絵を描いていたと板倉夫人は言いました。夫人が鉱さんに体調を気にしつつ勤務を終えて帰ると楽しそうに絵を描いていたことを今でも思い出すのだそうです。

30歳くらいまではよく絵を描いていて、個展まで開いたというからかなりのめり込んだことが伺えます。

この絵でもわかるようにオイルパステルが主な画材だったらしい。外国製のたくさん色数のあるオイルパステルのセットを大事に使っているのを夫人の朋子さんは記憶しているとか。

体調はなかなか上向きにならず体調に合わせて仕事ができるように親族と仕事を共にするようになったのです。その仕事が鉄工所だったことがその後の展開に大きくかかわってくることになるのでした。

 

カテゴリーNews