水野清波ーストール!ストール!ストール!

昨秋に続き春夏の「ストール」展です。
秋冬ではストールとそれを留めるブローチを観ていただく展覧会にしましたが、少し趣を変えてみました。

ストールは広げれば一枚の布。平面です。
織や染の作家が手がけるのは当然のことですが、平面作品を制作している作家がストールを作ったらどうなるのかなというプリズムの好奇心がこの展覧会のコンセプトになりました。

今日紹介するのは書家の水野清波さん。
展示では基になった書の作品(掛け軸)とストールを飾りました。それは言わなくてもわかる。じゃ実際に纏ってみたらどうなるのか。ということで水野清波さん本人に纏っていただきました。
「書」ですから本来ならば「字」であることがわからなければいけないのかもしれませんが、清波さんは「書がこういう形で別の見え方をするのは面白い」とおっしゃってくださいました。
「書」としての美しさではないかもしれませんが「線」の美しさが部分で見えることの面白さを楽しむのもいいのではないでしょうか。

纏い方はまだまだ無限にありそうです。是非会場で試してみてほしいと思います。

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