石川真海さんの仕事は着物スタイリストです。
一昨日その仕事をどう進めているかをこのブログで書きました。
着物も帯はどれだけでも必要なことも書きました。
ただ数を揃えることで石川さんの仕事が成り立っているわけではありません。
石川さんの目を通してセレクトした着物だからこそ石川さんらしいスタイリングができるのです。着物であればなんでもいいというわけではないのです。石川さんの感性に合うものに限ります。ここはとても重要なことなので是非知っていて欲しいことです。
「好きじゃなかっったら捨ててくれていいよ」って着物を譲ってくださる方もいるのだそうです。石川さんの感性に合うものばかりではないのも事実です。そんな時石川さんの心は痛みます。自分の感性には合わなくてもその着物を着ていた人の思いはいかばかりだっただろうか。そう簡単に捨てるなんてことできない。結果使わない着物は譲ってくださった方のところから石川さんの手に移るだけになってしまうのです。それではあまり意味がない。というわけで基本的には着物はいただかないことにしたのだそうです。着物への愛です。わかっていただけると嬉しいです。
同じような話は古布で洋服を作る作家さんからも聞きました。
そういう思いだから私はプリズムの作家としてリスペクトしているのです。