四角くないものに描くーはまだのりこのイラストレーション

はまだのりこさんが描く絵にはずっとずっと前から、もう絵を描き始めた学生の頃から流れているものがあります。それはもうはまだのりこの本質なのかもしれません。

今回の個展に臨んだスタートから「今まで描いてきた四角いパネルやイラストボードではないものに描こう」と決めました。テーマも何も決まっていないときに板を注文し、その板を意味を持った形にならないようにカットしてもらうということまでお願いしたそうです。それぞれの形に何を描くかなんて全く考えずの発注でした。

意味を持たない形とは言うもののそこははまださんが好きな形。今までの作品にも登場していたような、ではあります。

山積みされた支持体。
意味のないふわんとした形はなんとなく雲のようでもありました。
「空のシリーズ描こう」

こうして始まったのがこの絵です。
雲から下がっているパン?綿あめ?雲?、を食べる競争。
この世にある「パン喰い競争」だって他の競技に比べたら緩めです。
綿あめや雲を食べる競争だったらパン以上にゆるゆるした空気が流れます。

楽しいね!

この絵が飾ってある壁は「空」がテーマです。

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