陽光・ヴィエステー加藤茂外次展

ヴィエステはイタリアの街です。
加藤茂外次さんはコロナ前にはヨーロッパにたびたび出かけ取材をしていました。今回の個展ではそんな旅先でのスケッチがたくさん出品されています。

この作品はDMに使われていますので、今回の顔ともいえる作品です。

技法はウォータレスリトグラフ。リトグラフは版を作るとき「彫る」ということをせず描くのとほとんど変わらない線が表現できます。そのなかでウォータレスはまた最近開発された簡易な方法なのだそうです。簡易と言ってもそれまでのように水を大量に使わないということでやっぱり子供でもできるということではありません。

作品を観ていると、鉛筆やフェルトペンで描いてあるように見えます。線が活きていると言われる所以です。
ラフなタッチが旅先の高揚感をさらにリアルに伝えてくれます。

コロナの不安も少し癒えてきましたので、こんな異国の地に身を置いてみたい気分になりますね。

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