今日ご紹介するのはブラウスです。
ジャケットやカーディガンのように羽織物としても活躍しそうな1点です。
絡み織と言われる独特な織でできています。(絡み織にもいろいろな種類がありますがこれはその1つです)
Gokiではもう10年以上前から夏に必ずこの素材を使った服を発表してきています。ファンが多いとも聞いています。
この織の特徴は経糸を捩じりながら横糸を織り込んでいるので生地に空間を作ります。夏素材として汗をかいても肌にまとわりつかないので涼しいという大きな利点があります。一方でとても細い糸で空間を作っているので引っ掛けやすい。
引っ掛けて傷になりやすいのは実用としては極めて難点となります。
自分自身がこの繊細な素材を扱いかねるということで積極的にみなさんに紹介してきませんでした。しかしGokiさん亡き後この素材にこだわった彼の気持ちをもう一度考えてみたくなりました。
今年の夏は暑かった。いや今もなお暑さの中で暮らしています。
この素材を見直すべきなのかもしれません。
扱いに特別な注意は必要ですが、心地よく過ごせる素材。
丁寧に心地よく暮らす服も見てください。