一版多色刷木版画の御囲章さんの個展です。
着々と2年に1度個展を開催していく御囲さん。
「飽きない日常」というタイトルにその制作に対する姿勢というか考え方がそのまま出ているような気がします。
日々着々と生きるということは秘めたパッションを一瞬にして噴火させることなくそれを持続させていくことなのかもしれません。日常に飽きるとは持続させられないということだろうし、普通は飽きるものなはずだ。「飽きない」ってよく考えるとかなり難しいこと。
彫り進めという超絶技巧(本人はそうは思わないらしい)の世界と彼が表現したい何かがリンクするものとかいったい何なのか見えてくればいいです。