「トライアングルミュージアム」を企画するにあたってお互いから刺激を受け合ってそれぞれの心に点ほどの新しい何かが生まれたらいいなと思いました。
個展でもグループ展でも制作を通して少しでも作家が前に進めたら嬉しい。
溝渕美穂さんはイラストレーターですが、平面の絵だけにとどまらずアクセサリーも手掛けています。彼女の絵の世界がそのままアクセサリーになっていると評判で、絵と同様たくさんのファンがいらっしゃいます。
そして絵もアクセサリーも発表するたびに何かそれまでと違ったものを見せてくれるのがファンとしても楽しみにしているところです。
今回もまた少し違うねと言われていました。
少し違うねの1つに色への取り組みがありました。先日も書きましたが、朱赤に合う別の赤にチャレンジしたこと。
言葉にすると素っ気ないけれど、これはなかなかのチャレンジです。
色を扱う人には感動されるのですが、「ふーん」と言われることもあるのです。
多くの人にわからない部分に切磋琢磨するから多くの人に感動を与えられるってことだけ書いておきます。
結局前に進む人はこの展覧会があろうがなかろうがちゃんと前を向いているって改めて思いました。あとの二人のことも当然気遣いながら進む技量に圧倒されました。