「星滲乾不翠雨之乞」(ほしをとかしてかわずのはなにあめおちるよう)
難しいタイトルです。
水野加奈子さんの解説によると
桜の花が散るころ疫病が流行るのでそれを鎮める神事「花鎮めの祭」を蛙で描き始めたのですが、龍も入れたら雨ごいの絵になった。
瓢箪も龍も蛙も水と深い関係のあるものばかり。
そして水は人が生きていくうえで欠かせない大切なものです。人だけではなく生物にとってこれほど大切なものもない。そこに疫病を鎮める祭が入っているなんてまさに現代の縁起物。いえ、現代どころか永遠の縁起物と言えはしませんか。