
ちょうど1週間ほど前2月の終わりにこの展覧会の搬入があり、Gokiの服を持ってプリズム担当のYさんが来てくれました。第一声「すみません。春物1枚も無いんです」え?春の展覧会なのに春物が無い・・・。絶句。
そこから少しずつ事情を話してくれました。
前々から縫製の職人さんが少なくて納期が厳しいということは聞いていました。トップの技術を持つ陸前高田が津波被害から完全復活は厳しいことも。
それ以来別の地域(岐阜などもその1つ)が隆盛かというとそういうことは全くない。衰退の一途なのだそうです。縫製職人はますます高齢化して納期なんて言っていられない状況にまできているのです。
その大きな理由は職人さんに十分なお金が回っていないこと。世界的な技術を持つ職人さんにそれに見合った工賃が払われていないことで次の世代が育たなかった。
日本の工賃が高くて(いや本当は決して高くはない)安く労働力が手に入る国に縫製を持って行ってしまったことで日本に縫製技術が残らなかったというのが実情です。
これってもしかして縫製だけのことではなく多くの製造業にあてはまることなんじゃないのだろうか。
資源の乏しい日本が経済力を持ったのは惜しみなく労働力を提供した結果だったと思うのだけど、それを手放してしまった。
これからますます世界のグローバル化は進む。安い工賃だったはずの工賃は特別安くない日がきっとくる。手放してしまった技術はそう簡単に取り戻せない。
目先の欲に目がくらんでしまった私たちの代償は驚くほど大きいのかもしれない。
2月の終わりから早い春が来てしまったおかげで今年はGokiの冬物が例年になく大量に入ってきています。今日もどっさり入荷しました。もちろんスペシャルプライスです。冬物は元々値が張るものばかり。来年用に是非冬物をご用意ください。Gokiは日本の素材で日本で作ることにも拘っています。
