銅版画ー鉱さん、またね

板倉鉱司さんが銅版画を始めたのはいつ頃だったのだろうか?
ご家族もよくわからないとおっしゃるところを見ると随分昔から制作していたのだろう。彫刻を始めたのとそう違わないのではないかということです。

彫刻自体かなり平面的な表現なので銅版画と大きな乖離が無いように見えます。

今日紹介する版画は残された作品の中では比較的古いのではないかと推測します。それは彫刻にも古いものに似た表現があることからの推察です。

版画も彫刻もほのぼのとしてどこか飄々とした作品ではありますが、鉱司さんの心の中には深いものがありました。ドイツ哲学への深い造詣が込められていることをたびたびお話しされていたことが思い出されます。

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