お客様がいらっしゃらない時間、作家のみなさんは私の向かい側に座っています。私から見ると小山恵さんが座っている左にこの絵が見えます。恵さんの顔の角度と猫の顔の角度がほぼ同じに見える瞬間がよくあります。
恵さんの顔は決して猫顔ではありません。でも似てる。
これってよくあるといえばあること。恵さん自身も「目つきかな」と。ある意味自画像なのかもしれないともおっしゃいます。そうか、ご自分でも思うところがあるのか。
小山家のお姫様猫なのかと思ったら、隣家の猫さんだそうです。
でも、毎日朝になると小山家にやってきて夕方になると飼い主さんが迎えに来るのだそうです。この猫(こ)は帰りたがらなくて毎日ひと悶着。小山家にとって大事な猫さんなのでウチの猫(こ)にしたかったのだけど、お隣にとっても大事な猫だそうで決して「うん」と言ってはいただけないのだと残念そうにおっしゃっていました。