超絶技巧のその先にー平塚啓Paper Art

510日という気の遠くなりそうな時間の先に出来上がった「向日葵」
膨大な時間は向日葵の九相のリアリティの追究に費やされそれを具現化するために費やされた。

左の画像は九相の5番目。右の画像はこの向日葵を作るための部品。
種・花びら・種の部屋・ガク
1つ1つの部品・・・と敢えて書きますが、その再現には気の遠くなりそうな工夫が必要でした。工夫の方向が決まり数を揃えるとなると手仕事はまた気が遠くなりそうな時間がかかる。その具体的な説明は文章にしても多分伝わらないのでギャラリーにいらっしゃった方にはご希望とあれば説明させていただきます。

部品を組み立てて花を組み立てる。
と一言で表現できることにもとんでもない技術も時間も必要です。

510日の果てに、平塚啓さんは何を見たのか?

実は終わったなと思っただけで特に何か気持ちに変化があったわけではなかったと言います。そうなのか?本当?だけど、それが真実なのかもしれない。
未来に心の変化があったとしても、それはそれかな。

ともかく510日は見る側に説得力があることは間違いない。

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