この展覧会中私はGokiの服で過ごします。
今日は加藤裕之さんが生前デザインしたものを復刻したジャケットに加藤さんが育てた後進のデザイナーがデザインしたスカートを合わせました。ブローチはよしだ律さん。
先日のパンツスーツも復刻すればいいのにと思いますが、これが不可能なのだそうです。
あのスーツとは別にとても気に入っているベストスーツがあるんです。やっぱり30年近く前のモノです。それはGoki社のスタッフもため息をもらすほどのデザインです。「復刻すればいいのに」と言うと「あのころのものはもう復刻できないんです。もう型紙の残っていないから」資料としてその服をお返ししてもいいと申し出たのですが、それでも復刻は叶わないのだと言います。現物からパターンを起こしても似て非なるモノしかできないのだと言います。それくらい加藤さんのパターンは天才的な何かがあるらしいのです。
今日私が着ているジャケットが復刻できた理由はキャドの存在です。加藤さんがキャドを使うようになってからのデザインは全部パソコンに入っているので復刻が可能なんです。
生地は当時のモノが手に入らないし、私のように現物をお持ちの方もいらっしゃるので別のモノを使っています。
このジャケット以前はどんな生地だったのかと思いをはせるのもいいんです。
そうそう今日の日曜美術館で紹介されていた小池一子さん、イッセイミヤケの服を着ていらっしゃいましたね。イッセイにほれ込んで世界に彼のデザインを紹介した小池さん。彼亡き後もイッセイの服をここぞという時に着て出てきてくれる心意気が素敵でした。