一日の終わりー百瀬博絵画展

この個展で一番大きな絵です。50号。

横向きの天使の手に小鳥が留まっている。あるいは天使が手に小鳥を乗せている。天使は小鳥を見つめる。
と言うモチーフ。

モチーフ自体はここ2,3年に出てきたものです。

モチーフにストーリーはないと百瀬さんは言うけれど、このモチーフには何かある。何かあるというよりモチーフそのもにストーリーを観ないわけにはいかないという気にさせられる。

天使には緑のカバンはもちろん頭の小鳥のお面もなくなっています。
そうやって少しずつモチーフも変化していきます。モチーフの変化は百瀬さんの中にある造型性の問題だということです。

モチーフとは別に色の変化もあります。今回は黒バックが多いことも変化の1つです。黒なのに柔らかいのも百瀬さんらしい。

 

 

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