この少年の絵も随分前から描いているモチーフです。
小学生だった百瀬博さんのクラスメートで特別仲良しだったわけでも印象深い思いでがあるわけでもないのに、こんな姿勢で教室の自分の机のところにいたのを覚えているだけなのだそうです。
この少年を通して描いているストーリーはいつも違っている。描いているうちにその時心の中にある何かを形にしたくなる。
今回は顔の角度と目の位置を決めることが重要なポイントだったそうです。
この絵を描きながら出来上がった百瀬さんのストーリーはあるのだけれど、見る人がそれぞれストーリーを観てくれたらそれが一番だそうです。言い換えれば絵とお話しするっていうことです。作家は作家で絵とお話ししながら描いている。
あ、そうそう、モチーフの少年、前回までは天使の翼は無かったし頭に鳥のお面も無かったよね。