スペインの風景です。
百瀬博さんの画家人生はスペインから始まりました。
日本の美術大学へは行かず、スペインで学びたいとかの地に渡ったのは20代前半のことでした。
たくさんの希望を胸に、時にはなぜこんなに遠くまで来てしまったのだろうと不安に思ったり。いいこともそうでなかったこともすべてこの地に行かなければなかったこと。
スペインをずっと描き続けるのはあの日の瑞々しい気持ちを今もどれだけ持ち続けていられるのかと自分に問いかけるのだと。
百瀬さんが描くスペインは実際にある風景ではないのです。この建物もこの木も彼の目で見たものではありません。でもこれは間違いなくスペイン。百瀬博の心の中にあるリアルなスペイン。
あの時のスペインが今も心の中に生きているかどうかを知るために描く百瀬博のスペインです。