素敵なお客様ー小さな絵の展覧会2023

このブログでは展示中の作品や作家の紹介がメインです。
「小さな絵の展覧会」88名の作家の紹介が昨日終わりましたので、自慢のお客様を紹介したいと思います。お名前は出しませんがお二人です。もちろんお出でくださるお客様みんな素敵なんですが、それでもちょっと紹介したいんです。

お1人目はもう20年以上もお出でくださっている方です。
動物がお好きで動物関連の展覧会は欠かさず見てくださいます。特に猫展はひと際丁寧に観てくださいます。
猫展がきっかけで少しづつ好きな作家さんも増えてきたようで今では何人もの作家さんのファンでもいらっしゃいます。
この方の何が素敵かって。お好きな展覧会の時には会期中に2度いらっしゃいます。初日のオープン時にいらっしゃることが多いのですが、まあ初期に来てくださいます。それでどうしても好きという作品をご予約くださいます。そして、最終日に近い時に2度目いらっしゃるのです。その時には初日に観て気に入った作品でまだ予約が入っていなければご予約くださいます。
お買い上げくださることは作家もギャラリーも大変嬉しいことなのですが、そういうことが言いたいのではありません。「ここまで予約が入らなかったということはこの作品は私と縁があったということだから、連れて帰らないわけにはいかない」とおっしゃるのです。作品を本当に愛してくださっている方の言葉です。

お二人目は今までもいらしてくださっていたのかもしれませんが、今回初めてお話ししました。
私が覚えているだけでもこの暑いのに3度お出でくださいました。
「気になる作品が何点かあるんだけど」とおっしゃってじっくりご覧になっていました。2度目にいらしたときに「もう一度来ます」と。
3度目の時もじっくりご覧になって意を決したように「これをください」とおっしゃいました。

作品のオーナーはその作品と暮らします。お二人とも自分と暮らすことができるのかどうか真剣に考えてくださったのです。もちろん即断即決で気持ちよく暮らす方もいらっしゃいます。直観も大事です。どちらがいいとか悪いとかはありません。たまたま私が目撃したのにすぎません。でも素敵だなと思った出来事でした。

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