現在Goki社では4つのブランド展開をしています。
一番上の通称「赤札」はGoki設立の時からある加藤裕之さんだけのブランド。
あとの3つはセカンドラインから分かれてきたブランドで加藤さん以外の後進デザイナーがデザインしたものです。そうは言え加藤さんを慕って入ってきたデザイナーなんで加藤さんのテイスト満載のデザインです。今まではGoki社のデザイン全部に加藤さんが責任をもって目を通し最終的なチェックや修正をして形にしてきました。
そういう態勢もこの秋冬まででした。2023年春物からは加藤さんのチェックはありません。でも大丈夫。見る限り後進デザイナーは加藤裕之のデザインDNAをちゃんと受け継いでいそうです。
加藤さんはこの世に自分の人生を余すことなくちゃんと残していったんだと思います。
「HIROYUKI KATO」の名を冠した赤札はこれからも健在です。
たくさん残していったデザインの中で人気の高いものを復刻という形で再現していくのだそうです。技術も素材も当時と全く同じというわけにはいきません。もしかしたら全然違った生地で作る服もあるのかもしれません。
それでも加藤裕之のデザインは復刻してくれるのは嬉しいことです。
プリズムはこれからもGoki社を応援し続けます。
みなさんも楽しみにしていて欲しいと思います。
「ありがとう」は加藤さんの最後の言葉だったと奥様のルミさんの挨拶状にはありました。「ありがとう」をみなさんにもお伝えすることで加藤裕之さんへの追悼のブログは終わりにさせていただきます。