このところ毎日私はGokiの15年以上前の服で出勤しています。
どれも散々着倒したはずなのですが、私の体形は変わって似合わなくなったのは仕方がないとして、どれも全然古びていません。
流行に左右されないGokiスタイルが出来上がっていることはもちろんですが、久しぶりに出した服が全然くたびれていないのに驚きました。
Gokiの営業さんがぼやいていたことがありました。
「ウチの服は生地も縫製も最高のクオリティなので何年でも着ていただけてしまうんです。だから毎年買い替える必要が無くて売れないんです。」と。
そういえばある時5年以上前の服を着ていたら「もうその服着るのやめてくださいよ。お客さんが買わなくていいと思ってしまうじゃないですか!」
そういうところもYohjiYamamotoで培った服作りの姿勢があるのではないでしょうか。
最高の素材で最高の縫製をする。当然Yohjiなみのコストがかかります。Yohjiなみの値段をつけても売るのは大変です。Gokiの服はそこまで高くない。それでもここまでこれたのは、松岡哲史さんの努力です。加藤裕之さんのデザインをできるだけ形にさせてあげたいという思いです。
生地も縫製もへたらない。営業泣かせではありますが、Gokiファンにとっては本当に嬉しいことです。