昼の月ー花井正子展

存在感がなさそうなのに妙に気にかかるのが昼間のお月様。
目が離せなくなることってありませんか。

世間はそれとは無頓着に昼間の生活に追われている。
夜にあるはずの月がそれとは関係なく朧げに昼の空に浮かんでいる。

この絵のように時空に歪みがあるのかもしれない。

が、昼の月は現実。
ありもしないことではないのに、ありもしないことのように思ってしまう惑いの月。

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