ブローチの花のような色と形を絵のバックにしのばせる。
こういう使い方こそこの展覧会ならではの表現。
奥が深い。
服とブローチと絵を別々のものだという認識でこの展覧会を観たのでは本当の面白さを見つけることはできません。
作家同士のせめぎ合い。
「そうきたか。それならこうしよう。」がたっぷり詰まった作品を楽しみ尽くしてほしいのです。
先日の公開制作はこの展覧会の神髄でもありました。
展示作品に共同制作の作品はありませんが、作家同士の脳内共同制作だったということはできると思います。
できれば会場でせめぎあったであろうところを自分で見つけてほしい。そのほうがこの展覧会を何倍にも楽しめるはずです。