板倉鉱司さんの個展作品を飾りつけし始めたときでした。
私は床に座って箱からいくつもの作品を取り出していた時のことです。
まだ無造作に作品がそこらに置かれていたのですが、ふと上を見上げるとこの作品が目に入りました。不思議なことにこれは飛んでいたのです。
もちろん台座に固定されたそれが本当に飛ぶはずもないのですが、確かに飛んでいた。その後もこの角度から見てみると、やっぱり飛んでいる。ほかのかくd
彫刻はいろいろな角度から作品を見るといろんなことが見えてくる。
自分だけに見える何かだっていっぱいあるんだ。
板倉作品もいろんな角度から見てほしい。
会場の関係でぐるっと回りこめるように展示してはいないけど、私に声をかけてください。展示の位置を替えるお手伝いをします。新しい魅力を発見するのは楽しい。もちろんどの作品も同様です。たくさんの魅力を発見していってください。