内臓ー山内寿美展

海洋汚染物質を内胞した新生物に血が通い生命体として内臓もできていった。

この4点は個展会場全体の中でちょっと異色な色使い。

アクリルボックスの中には虹色に反射するフィルムやフェイクダイヤが光を孕む。その多くは合成繊維でできたフェイクシルクの布で覆われ透けて見える。

ほとんどの生物の内臓は直接見ることはない。
見たことのないものや見る機会の少ないものに対して人間は少し及び腰になる。

この作品の前で少し腰が引けるような気持になる人は多いのではないだろうか。それは、この作品が内臓ということだけなのだろうか。

そして、きらりと光るモノたちは美しい、のだろうか。

 

 

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