一版多色刷り「彫り進め」という技法で木版画を制作する御囲章さんの個展です。
完成形を念頭に置いて計画的に制作をすることが特徴のこの技法は多くの作家さんたちが時々にアイデアを変更するのと違って修正が効かないという制約が作家仲間からも驚異と言われます。
その上写真からもわかる様に、絵そのものがかなり緻密という彼の独自性が超絶技巧と驚かれます。
この技法そのものが彼の作品の精神性の要とも言えるのではないでしょうか。
「いつもどおり」というサブタイトルは時代を表しているのか。
少しずつ毎日の News(ブログ)で書き留めていきたいと思っています。
会期中ほぼ毎日御囲さんは在廊します。