有明の月ー花井正子展

人は一人で生まれて一人で死んでいく。否も応もない。

そのシンプルな事実に人は右往左往する。何故そうなのか。

覚悟・・・。

この絵を観ていると、その覚悟を問われているような気がする。

そこには厳しさも優しさも暖かさも冷たさも心地よさも苦しさも無い。

ただ当たり前にある事実。

覚悟、・・・できているだろうか。

 

毎日ギャラリーに入ると待ち構えている絵たち。気になる絵は日ごとに変わり、見え方も変わる。明日が最後のこの展覧会。私の1点はどれだろうかと思う間もなく、この絵がさっきからずっと私から離れようとしない。「覚悟」せねば。

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