花井正子さんは「エッジを効かせたい」とよく言います。
この絵は私の定位置から一番良く見える作品なのですが、実に気持ちよくその「エッジ」が目に入ってきます。
空と海。山と空。光と影。昼と夜。此岸と彼岸。生と死。
分かれ目をきっぱり描くこと。
これが描けた時、彼女の中で大きな勇気が生まれるのだと私は信じている。
だから「エッジ」を描くときは一際全身全霊をかけている。
何ものにも惑わされず、描けた「エッジ」だから、観る者は圧倒され感動するのだと思う。
花井さんは土日曜日在廊予定ですが、9月30日(水)も午後1時から6時在廊することになりました。