先日のブログで久しぶりの花の絵だということを書きましたが、そこにはさっかとしての大きな思いがあったのでした。
花の絵は20年ぶりだとのこと。
当時中国の大地に魅せられ、自然の大きさを絵にすることに夢中になりました。
そうなると小さな花の美しさに目を奪われることと同時進行すると集中力が分散することに気付き、花を一旦中断するこにしたのでした。
中国には何度も出かけたくさんの絵を描きました。
今でも中国には行くし大地の絵は描くのだけれど、年齢とともに今までとは違ってきていることに対する生き方として花もまた描こうという気持ちになったのだそうです。
日本画の絵の具は花を描くのにとても適しています。
花のクリアな色。これは装飾的でさえある日本画の絵の具で描くと、まさに華やかに発色してくれる。
大きな自然の力。
美しい小さな花の力。
どちらも鈴木喜家さんにとっては愛おしい。
年齢とともにできることできないこと。
これはあたりまえのことですが、その状況の中でいつも精一杯できることをできるようにやっっていくのが人生の達人鈴木喜家さんなのです。