本日より36人の「猫展29」出品者の作品紹介をしていきます。
丁寧な紹介ができない日もありますがお許しください。
1人目は岡田まゆみさん。
キャラクターデザインではキャリア十分なイラストレーターです。
昨年大人気だった猫ポーチはバージョンアップして再登場です。
御朱印帳が新登場。
5(水) 15:00-17:00 高藤暁子
21(金) 13:00-15:00 石本真裕子
WHITE MATES bldg.1F 1-14-23Izumi Higashi-ku Nagoya Japan Phone052-953-1839
本日より36人の「猫展29」出品者の作品紹介をしていきます。
丁寧な紹介ができない日もありますがお許しください。
1人目は岡田まゆみさん。
キャラクターデザインではキャリア十分なイラストレーターです。
昨年大人気だった猫ポーチはバージョンアップして再登場です。
御朱印帳が新登場。
高木伸彦さんの初個展、本日最終日です。(午後5時まで)
たくさんの方々に応援していただき嬉しい誤算の中間もなく終わります。
来年2026年4月にまた個展を開催していただけることにもなりました。これからもよろしくお願いいたします。
次回のプリズムは1月25日(土)から恒例の「猫展」です。
たくさんの作品が並びますので搬入に時間が必要です。いつもとは違い土曜日が初日になりますのでお間違いなきようお願いいたします。また「猫展」は即売にいたしますのでお目当ての作家がいらっしゃる方はお早目の来廊をお勧めいたします。2月23日(日)まで。
*会期中月火曜日は休廊です。
この展覧会の紹介も今日が最後になってしまいました。
最後のシーンは「明烏」
この展覧会のストーリー、世の中の大事なものは失われてはじめて気づくことがある。それでも気づいて未来を考えれば全部なくなってしまうことは無いかもしれないし、また新しい大切なものを見つけることができすかもしれない。
どん底にあってもまた新しい日が昇る。明けの烏は新しい日が昇るという希望の鳥を象徴しています。
このところ烏は少々嫌われものの感がありますが、高木伸彦さんは希望の明日の象徴と考えています。
知恵者の烏です。きっと素敵な明日を運んできてくれる。
千鳥が大半な高木伸彦さんの個展。
先日鳩も紹介しましたが、ペンギンもいます。
ペンギンも鳥だもの。
空は飛べないけど海の中なら空を飛ぶように泳ぎます。
本当はもっともっとたくさんの種類の鳥をプリズムの中に飛ばせたかったのかもしれませんね。
当初、高木伸彦さんののこの個展では即売にしその様子もインスタレーションとして見ていただくという予定でした。そのため作品の最初のレイアウトはストーリーを持たせました。そのうえで会場からなくなっていく様も観ていただくことにしていたんです。
ところが3日を終えた時点でストーリーを持った展示はストーリー性を失いかけていたのです。新人作家としてこんなに嬉しいことはありませんでした。たくさんのお客様がお買い上げくださり応援の気持ちを表してくださったのです。
急遽追加作品を制作することにしたのです。
昨日その第一弾が焼き上がり新たに展示されました。
当初の計画通りにいかなかったのは申し訳ないことですが、経験の乏しい初個展ゆえの誤算です。お許しいただきたいと思います。
土曜日にもう少し追加の予定です。最後までみなさんにお楽しみいただけるよう髙木さんも頑張っています。お仕事などで今日は在廊しておりませんが明日から最後までの3日間は作家も在廊します。是非お出かけください。
高木伸彦さんの作品、今回は全部お皿です。
お皿ですからそこに何を乗せるかは所有者の自由です。
展覧会が始まってもうずいぶんたくさんの方の手元に作品が届いているのでどう使ってくださったかのお便りも返ってくるようになりました。
小さいものは3㎝くらい、大きくても15㎝以内です。
小さなお干菓子や和菓子、珍味などを盛りつけて楽しんでくださっている方がほとんどです。おいしそうなケーキもありました。
中には指輪やピアスなど無造作に置くと見失ってしまいそうなアクセサリーの置き場になさる方やデスク周りの細かいものを整理するのにお使いの方もいらっしゃいます。
良いデザインとは使い勝手がよく暮らしを楽しくしてくれるもの。
そこには使い手のモノに対する愛が一番必要なのかもしれません。
昨日、今回の高木伸彦さんの作品は技法としては比較的初歩的な方法だということを書きました。
私がギャラリーに関わり始めたころある作家さんの作品が好きだという話をしたことがあります。そうしたら別の作家さんが「ギャラリーに関わるものとしてこんなに初歩的な技法で作られたものを良しとするのはいかがなものか」と意見されたことがありました。その時はキャリア十分な作家さんからの言葉だったのでそういうものかと納得しました。でもそれが心のどこかに引っかかっていたのでしょう。ある時柳宗悦の書籍の中に「超絶技巧だけがいいわけではない」という趣旨のことが書かれていました。民藝の考えなのでクラフトの文脈とは必ずしも一致するとは限らないのですが、それでも心の中の引っ掛かりが少しすっきりしたのを覚えています。
髙木さんが昨日解説したたたら成形しかできないのではもちろんないし、器だってお皿しか作れないわけではない。
今まで見たことのない展示にしたいと思った時、壁だけに展示したいと思い、だったら絵の展覧会のようにテーマを掲げようと考えた。
観たことのないものを観せたい、その気持ちを私は大切にしたい。
そして髙木さんは新人作家。熟練の作家ではない。それでも今までずっとたくさんの展覧会を観て育ててきた目で手を補うべく展示の工夫をしてくださった。そこも堪能していただけると嬉しいです。
千鳥皿は陶器です。
300羽の鳥たちは千鳥ばかりではありませんが、ほぼ千鳥だと思ってください。
一羽一羽手作りしています。どうやって?
たたら成形と言う方法で作っています。
陶土を練った後平たく伸ばします。伸し餅のような状態にするのだと思っていただいたらよいでしょうか。
その板状の陶土に千鳥の木型(洋裁で言う型紙のようなもの)を置いて千鳥の形に切ります。
お皿ですから千鳥型の陶土の縁を持ち上げて皿状にします。
そこからは乾かして釉薬をかけて焼成。
そんな工程で千鳥はできるのです。
言葉にしたら何だか簡単そう。
まあ技術的なことを言えば陶芸としては初歩的な技法ではあるんです。
技法に関してはまた後日書いていくことにします。
それにしても300枚はなかなかの作業量だったはずです。
赤い千鳥でなんとなく丸ができています。
お正月ですからおめでたい日の丸(日の出)のようなイメージだそうです。
そのおかげでギャラリー内が明るくみえます。
これは全作品で構成されたストーリ―の一部ですがそれがとてもよく作りこまれていて見る側を楽しませてくれるのです。
その中にも青い鳥がいるのも示唆に富んでいます。
東濃地方は全国的に見ても陶器の一大産地です。
ただ土も釉薬もいろんな種類があるので特徴がないと言われてしまうこともあるのだそうです。
高木伸彦さんはいろいろな素材が手に入りやすいことを利点と考えています。
今回もいろいろな土や釉薬を使って制作しました。モチーフは鳥。それも大半は千鳥です。素材が違っても統一感があるのはそういうことなんですね。
釉薬の色も何色あるのでしょうか。とにかくカラフル。そのせいかいつもは人気の白を選ぶ方がちょっと少数派になっています。