おおかみー板倉鉱司鉄の作品展

板倉鉱司さんは「おおかみは動物の中で一番強いと思う。ライオンよりずっと強い。」と言います。

子供の頃シートン動物記の「狼王ロボ」が大好きだった。
狼は知恵も体力も凄いと知ったのです。
私もこの本は読んでいたのですがすっかり中身を忘れてしまっていて、先日あらすじだけ追ってみました。気になる方は是非お調べください。
「ロボ」という優れた狼には弱点がありました。「ロボ」が率いる群れに1匹だけいた雌が彼の弱点だったのです。そこにも彼にとって「ロボ」が魅力を感じていたのかもしれません。

この個展では生き物持つ生命力への思いが随所に見られます。

この「おおかみ」は心なしかちょっと寂し気にも見えます。
「動物は死を恐れない。それはすごいことだと思う。」とも言いますが、だからこそこんな表情も持ち合わせているのかもしれません。

「おおかみ」ステンレス製
高さ10cm幅35cm
¥40,000(展示台別途¥5,000)

*4月16日(木)からの「百瀬博展」はCOVID-19の収束を願って延期といたします。楽しみにしてくださっていた皆様大変申し訳ありません。

もりー板倉鉱司鉄の作品展

鉄の作品展ではありますが、銅版画も展示しています。

あの女性と動物(馬?ロバ?)
野生の目の強さはこの個展の大きなテーマでもあります。

銅版画 12cm×10cm
シートのみ 5,000円
額付き  12,000円

おおかみー板倉鉱司鉄の作品展

「板倉鉱司鉄の作品展」では立体作品と「おおかみ」のように半立体の作品とまた後日ご紹介しますが、銅版画があります。

半立体作品は壁に飾れる仕様になっています。
バックの黒い部分は鉄で白っぽい絵の部分はステンレス製です。
いずれも金属で重さもありそれが独特の存在感を持たせています。

18cm×35cm 15,000円

スフィンクスー板倉鉱司鉄の作品展

ある日板倉鉱司さん切れ長の目にポニーテールの女性に出会いました。
その方の目がとても素敵だったのですが、話しかけることも無くもちろん写真など撮ることもできず。ウチに帰るやいなやスケッチをしました。

そのスケッチを元に制作したのがこの「スフィンクス」です。

「スフィンクス」はピラミッドを守る番人。
守る強さを彼女の目に見たのです。

今回の作品にはしばしばこの目が登場します。

板倉さんは少年の頃から持病があって昨年少し具合が悪かったのです。
治療はなかなか効果がありませんでしたが、難病指定を受け臨んだ治療はやっと彼を快方に向かわせてくれました。

彼女に出会ったのはちょうどそんな頃で、板倉さんの体の生命力を感じることとその目の強さにリンクするものがあったのだそうです。
元気になって制作できる喜びです。

彼女の存在は板倉さんにとって制作のミューズだったのです。

「今回ちょっと作品が変わったね」と言われるのにはこんなことがあったのです。

で、後日また彼女に会う機会があったのですが2度目にはこんな衝撃はなかったとか。そういうことはあるのかもしれませんね。

「スフィンクス」(ステンレス製)
高さ12cm 幅35cm
50,0000円
展示台別途5,000円

チュウリップを描くー板倉鉱司鉄の作品展

COVID-19日々深刻化しています。
プリズムは今日も営業していますが、是非お出かけくださいとは言いがたい状況になっています。
この状況を鑑み今まではホームページやSNSで作品の詳細や値段は出さずにいましたが、しばらく作品の情報を掲載し電話やネットでの販売もさせていただくことにいたしました。また、個々の質問にできるだけお答えしますのでどうぞ遠慮なくお知らせをください。

「チュウリップを描く」
顔と頭の部分はステンレス胴の部分は鉄です。
高さは約40cm。
販売価格は40,000円
展示台はご希望があれば別途5,000円となります。

別の作品についてもご質問があればお受けいたします。

TEL052-953-1839

佐々木悟郎イラストレーション展ー最終日

「佐々木悟郎イラストレーション展」は本日最終日です。(午後5時まで)
COVID-19騒動で日々決断を迫られましたが、なんとか最終日を迎えることができました。

次回は4月2日(木)から「板倉鉱司鉄の作品展」です。
4日(土)午後3時からギャラリートークも開催予定ですが、展覧会もトークも今後変更になる可能性も充分考えられることです。申し訳ありませんが、ホームページやSNSをご覧の上お出かけください。

On The Tableー佐々木悟郎イラストレーション展

佐々木悟郎さんの制作過程をお見せしちゃいます。
もちろん悟郎さんの許可のもとで投稿ですから問題は無いのですがそれでもいいのかなという感じです。

最初から下書き無しです。
こんな細い線も筆で描いています。

線もどんどん細かくなってきました。

繊細なガラスの部分は残して色を入れていきます。

器の影は繊細です。

どんどん描き込んでいきます。

フィニッシュ。

というプロセスでした。

Shoe Treeー佐々木悟郎イラストレーション展

佐々木悟郎さんが大好きな西洋アンティークの小物が絵のモチーフとなることがよくあります。

そんな小物がモチーフとして繰り返し使われることを目にすることもあります。
お気入りは何度も登場するのでしょう。
この小物たちは悟郎さんのコレクションでもあります。

そんなお気に入りばかりを集めた小さな本が一昨年出版されました。
この本には絵とそのモチーフにまつわるエッセイが納められています。
「20Chrished Obujects」
悟郎さんの感性が絵からも文章からも溢れ出ている素敵な本。
個展会場にて悟郎さんが在廊中ならサインも入れていただけますので、是非どうぞ。

冬の錦帯橋ー佐々木悟郎イラストレーション展

プロのイラストレーターである佐々木悟郎さんにはいろんなオファーがきます。
そのお題が描きたいとか描きたくないとかではなく、相手が悟郎さんがベストだと判断したからのオファーということになります。これが描きたいって思うことがあまり無いのだと言います。

雪の錦帯橋。
「わ!めんどくさそう!」と一瞬思うのだけど、どうデフォルメーションしていこうか、色をどう乗せていったらリアリティが保てるかなど考えて・・・、いざ描き始めるとそれはそれは楽しい時間になるのだそうです。

何を描いていても、「描く」ことが楽しい。
描くことが大好きなのだ。何だって描きたいというのが正しいのかもしれません。イラストレーター、天職なんですね。